健康と薬>えっ！薬が効かない細菌が増えている？

　薬剤耐性菌という言葉を聞いた事がありますか？
簡単に言ってしまうと、薬の利かない細菌のことです。
この薬剤耐性菌が近年増加傾向にあるのです。

薬剤耐性菌ができるには２通りあります。
１つは患者の体内で薬漬けにされることによって、細菌そのものが
変化し増殖するものです。
２つ目は他の細菌から耐性能力をもらって増殖するものです。
いずれも健康な人であればよほどの事が無い限りすぐに病気に
結びつくものではありませんが、赤ちゃんや高齢者・病気の人など
抵抗力の落ちている人の場合は、最悪命に関わることがあるので
要注意です。

また、最近問題になっているのが、殆どの薬が効かない新型耐性菌です。
これが厄介なのが、抵抗力の落ちている人だけでなく健康な人にも
症状を発症させ、しかも多くの人に広がる可能性があるという事です。
この菌は主に大腸菌が変化したものなのですが、遺伝子を通じて
他の病原菌（赤痢・サルモネラなど）に移って耐性を強めてしまうので
非常に厄介なのです。
こうした細菌を体内に入れないためには、やはりうがいと手洗いが基本です。
また、普段から体に抵抗力をつけておくことも肝心です。
薬（抗生物質）の使い過ぎも耐性菌をはびこらせる原因ですので、
薬に頼らず抵抗力をつけることができれば最高ですね。
そんな方法が色々と紹介されているサイトです。http://kairohaken.web.fc2.com/
参考にしてみて下さい。