健康と薬>薬の生い立ちは１０〜２０年も？

　具合が悪くなった時に何気なく飲んでいる薬ですが、
その薬が製品として世の中に出てくるまでの事を
考えた事がありますか？

人間の生命に関わるものですから、そう簡単に製品化できるとは
思えませんが、実際のところはどうなんでしょうか？
製薬会社がどのようなステップを踏んで薬を世に送り出しているのか
調べてみました。
　まず最初にすることは、当然ですが治療する病気の特定です。
それが決まったら、様々な化合物や天然の物質を病気の組織に
作用させて効き目があるのかどうか確認して行きます。
よい結果が出れば動物を対象にした実験を行います。
その結果も良いと判断されれば、今度はいよいよ人間の身体を
使った実験です。これが治験といわれるものです。
治験は一般の人に募集をかけて身体を使わせてもらいます。
人体実験のようで怖いイメージがありますが、治験の段階では
ほぼ完璧な状態にまで仕上がっていますので心配はいりません。

治験で品質安全がしっかりと確認されれば、厚生労働省の認可を
受けて初めて新薬として世の中に送り出されます。
薬に頼らない生活http://kairohaken.web.fc2.com/を送れれば
一番いいのですが、やはりいざという時には薬は必要ですよね。
ちなみにひとつの薬ができるまでには１０〜２０年かかるそうです。
苦労してできあがった薬です。用法をきちんと守って有効に
使いたいものですね。