健康と薬>薬をお茶やコーヒーと一緒に飲むって本当はどうなの？

　薬を水なしで飲んだり、お茶やコーヒーと一緒に飲むと良くない
という話をよく聞きませんか？
でも本当のところはどうなんでしょうか。

　そもそも、薬（飲み薬）はコップ一杯の水か白湯（さゆ）と一緒に
飲むと効果が最も発揮されるようにできているんだそうです。
水に溶けることによって腸から吸収されやすくなって効果が出るのです。
また、冷たい水よりも暖かい方が血液の流れを良くするので
効果が上がりやすくなります。
水なしで飲むと、のどや食道に引っかかってそこで溶け出し、
炎症や出血を起こす可能性があるのでやめましょう。

水や白湯以外の飲み物ではどうなんでしょうか？
コーヒーやお茶などと一緒に飲むと、その成分の影響で効き目が落ちたり、
逆に強く作用してしまって危険な場合もあります。
意外なものでは牛乳です。薬の成分によっては牛乳に含まれる
カルシウムと反応して、思わぬ副作用を起こすことがあるそうです。
水なしや、お茶やコーヒーと一緒に薬をのむことはやはり良くない
ことだったんですね。

薬の種類によって様々な飲み合わせがあるようなので、医師や薬剤師に
きちんと説明を受けてから飲むようにしたいものです。